焼岳火山(読み)やけだけかざん

最新 地学事典 「焼岳火山」の解説

やけだけかざん
焼岳火山

Yakedake volcano

長野・岐阜県境の焼岳火山群に属する活火山で気象庁の常時観測火山。標高2,455m,古くは硫黄岳とも。山体は溶岩溶岩ドーム・火砕流堆積物などからなる。岩石斜長石と普通角閃石(ホルンブレンド)の斑晶が目だつ,黒雲母複輝石普通角閃石安山岩~デイサイトかんらん石または石英を少量含むものもある。約3万年前から活動を開始し,2,300年前の最新のマグマ噴火によって現在の山頂をつくる焼岳円頂丘溶岩とそれが成長しながら崩壊して発生した中尾火砕流堆積物を形成。その後,山腹地層として確認できるような規模の水蒸気噴火が8回発生。1907-39年の間はほぼ毎年水蒸気噴火が発生し,東京にも降灰した。1915年には,頂上南東に長さ1kmの割れ目火口を形成し噴火。火口噴出型泥流が発生,それが梓川をせき止めて大正池をつくった。1962年6月の噴火では,山腹北側に割れ目火口を形成する水蒸気噴火を起こし,山小屋を破壊し2名負傷。その後8月に規制内に立ち入った登山者2名負傷。最近も山頂部で顕著な噴気活動が続いている。参考文献及川輝樹ほか(2002)地質雑,Vol. 108:88

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参照項目:焼岳火山群

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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