すす‐はき【煤掃】
- 〘 名詞 〙 すすやほこりなどをはらってきれいにすること。特に、正月の準備に、ふだんは手の届かないようなところまで大掃除をすること。江戸時代には公家・武家ともに一二月一三日に行なうのが恒例で、民間でも多くこれにならった。煤取り。煤払い。煤納め。《 季語・冬 》
煤掃〈大和耕作絵抄〉
- [初出の実例]「尋二問歳末
煤掃日次於家栄朝臣一」(出典:兵範記‐長承元年(1132)一二月一八日) - 「煤はきの日は牛はなつ野づら哉〈言水〉」(出典:俳諧・前後園(1689)冬)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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