熊本水俣病第1次訴訟

共同通信ニュース用語解説 「熊本水俣病第1次訴訟」の解説

熊本水俣病第1次訴訟

1969年に水俣病患者ら112人が原因企業チッソ損害賠償を求め、熊本地裁に提訴。原因物質メチル水銀の副生被害は予想できなかったと主張するチッソの過失責任有無争点となった。判決は、化学工場の廃水には危険な副反応生成物が混入する可能性が大きいのに、チッソは漫然と流したと指摘過失を認め、総額約9億3730万円の賠償を命じた。チッソは控訴せず、判決は確定した。最終的な原告数は138人。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報