熱い秋〔イタリア〕(その他表記)Autunno caldo

山川 世界史小辞典 改訂新版 「熱い秋〔イタリア〕」の解説

「熱い秋」〔イタリア〕(あついあき)
Autunno caldo

イタリアで1969年秋に最高潮に達した労働運動学生運動高揚をさす。前年のパリ五月革命の影響を受けた学生運動に端を発し,労働運動に波及した。労働者組織の要求賃上げといった経済的側面にとどまらず,住宅改善,健康保険制度の充実,南北間の経済格差の是正など社会的な側面に及んだ。こうした要求の一部は70年5月の労働者憲章に結実した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む