年齢や勤務年数に応じて増える「定期昇給」と、基本給の水準を一律に底上げする「ベースアップ(ベア)」に大別され、春闘の労使交渉で主要な争点となる。2024年春闘では、大手企業の平均賃上げ率が5・58%(経団連集計)となった一方、中小企業は3・62%(日本商工会議所集計)にとどまり、企業規模による格差是正が課題となっている。
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…これ以降,賃金の引上げを求める労働組合の活動は主として平均賃金水準を内容とするベースbaseの引上げを指すこととなり,ベースアップと呼ばれるようになった。春闘の開始以後には定期昇給と区別される各企業の平均賃金水準の引上げもベースアップとされるようになり,ベースアップは賃上げの別名として定着した。用語としてはベースアップは和製英語であるが,その内容も日本独特の賃上げ方式である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」