燕下都遺跡(読み)えんかといせき

百科事典マイペディア 「燕下都遺跡」の意味・わかりやすい解説

燕下都遺跡【えんかといせき】

中国,河北省易県にある戦国時代都城跡東西8km,南北6km,周囲城壁を巡らす。城の内外に50個以上の土台があり,1930年から数次の調査が行われている。16号墓から青銅器を模した(てい),壺などの陶器が出土したほか,1965年調査の44号墓は武器類,貨幣とともに22体の人骨が出土し,戦士の共同墓と考えられている。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「燕下都遺跡」の意味・わかりやすい解説

燕下都遺跡
えんかといせき
Yan-xia-dou

中国河北省易県にある戦国時代,燕の下都の跡。 1958年から河北省文化局文物工作隊が調査。東西 8km,南北 4kmの城壁をめぐらし,東城と西城に分れ,城の内に 29基の墳丘や 12ヵ所の建築基壇がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む