日本歴史地名大系 「都城跡」の解説
都城跡
みやこのじようあと
北流する大淀川西岸、同川と
永和二年一二月島津氏と対抗する九州探題今川了俊は、伊東氏・肥後相良氏をはじめとする日向・大隅・薩摩などの御家人らを国人一揆として組織し、今川満範を大将として北郷義久・樺山音久の拠る都城を囲んだ。翌年一月には島津氏久は
康暦二年一〇月今川勢は北郷城か崎に惣陣を取り、都城攻略のため山東勢・伊東勢一揆中を動員し、遅くとも一月一五日以降、都城を包囲すると決定し、禰寝氏に早急の参陣を促した(一〇月一六日「今川満範書状写」禰寝文書)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報