爪根(読み)ソウコン

デジタル大辞泉 「爪根」の意味・読み・例文・類語

そう‐こん〔サウ‐〕【爪根】

基部皮膚に隠れている部分をいう。

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精選版 日本国語大辞典 「爪根」の意味・読み・例文・類語

つま‐ね【爪根】

〘名〙
① 爪の根もと。つまぎわ。
※後京極殿鷹三百首(15C後‐16C後)冬「鷹のとるこふしの内のぬくめ鳥氷る爪根の情をぞ知る」
植物ほうせんか(鳳仙花)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「爪根」の解説

爪根 (ツマネ)

植物。ツリフネソウ科一年草,園芸植物,薬用植物ホウセンカ別称

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世界大百科事典(旧版)内の爪根の言及

【つめ(爪)】より

…ネコが〈つめを研ぐ〉のは,先端が磨滅した古いつめの層をはぎ取り,先の鋭い新しいつめに代えるためである。【今泉 吉典】
【ヒトのつめ】
 ヒトのつめ(図)はつめの基部の皮膚に覆われる爪根(そうこん)と体表に露出する爪体からなり,爪根を包む表皮(爪母基)から絶えず産生される。爪母基では表皮細胞の増殖が盛んに行われ,つぎつぎと爪根内に取り込まれながら,扁平化して互いに密に積み重なる運命をたどる細胞が密集している。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」