爬羅剔抉(読み)ハラテッケツ

デジタル大辞泉 「爬羅剔抉」の意味・読み・例文・類語

はら‐てっけつ〔‐テキケツ〕【×爬羅××抉】

人の秘密や欠点などをあばき出すこと。
隠れた人材を探し出し、採用すること。

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精選版 日本国語大辞典 「爬羅剔抉」の意味・読み・例文・類語

はら‐てっけつ‥テキケツ【爬羅剔抉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 事実をかき集めたりほじり出したりすること。また、人の隠していることをあばき出すこと。
    1. [初出の実例]「公が身迹を爬羅剔抉して、以て曠古絶後偉人の真面目を世に紹介せむ」(出典:史疑(1902)〈村岡素一郎〉緒言)
  3. かくれた人材を探し出して用いること。
    1. [初出の実例]「爬羅剔抉、垢を刮し光を磨するの致す所」(出典:日本教育策(1874‐75頃)〈森有礼編〉ジョン・ヱー・ガルフヒールド氏の書翰)
    2. [その他の文献]〔韓愈‐進学解〕

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四字熟語を知る辞典 「爬羅剔抉」の解説

爬羅剔抉

事実をかき集めたりほじり出したりすること。また、人の隠していることをあばき出すこと。転じて、隠れた人材を探し出して用いること。

[活用] ―する。

[使用例] 本書通常史体とは、歩を異にし、公が身迹を爬羅剔抉して、もって曠古絶後偉人の真面目を世に紹介せんことを勗めたり[村岡素一郎*史疑|1902]

[解説] 「爬」は爪で掻く、「羅」は網にかけて取る、「剔」はえぐる、ほじる、「抉」はえぐるという意味

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