家庭医学館 「片側の膝の痛み」の解説
かたがわのひざのいたみ【片側の膝の痛み】
その代表が変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)(「変形性膝関節症」)です。老化のために膝関節の中の変形が徐々にひどくなって痛むもので、スポーツなどで若いころに膝を酷使した人におこりやすいものです。
正座、歩行を長時間続けたり、頻繁(ひんぱん)に階段を上り下りしたときに、膝が腫(は)れて痛みます。そのうちに、膝を曲げ伸ばししたときに、ぎしぎしと音がするようになり、水がたまって腫れてきます。
近年、特発性骨壊死(とくはつせいこつえし)(「特発性骨壊死」)が原因の膝の痛みも増えてきています。
初めは、夜寝ているときに膝が痛みますが、そのうちに歩いたりして膝に負担をかけると激しく痛むようになり、やがて変形性膝関節症へと進みます。
病気の原因は不明ですが、常時、多量のアルコールを飲む人に発症することが多いといわれています。