片屋(読み)カタヤ

デジタル大辞泉 「片屋」の意味・読み・例文・類語

かた‐や【片屋】

雨水一方に多く流れ落ちるようにつくった屋根。片屋造り。

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精選版 日本国語大辞典 「片屋」の意味・読み・例文・類語

かた‐や【片屋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 雨水が一方に多く落ちるように造った屋根。
    1. [初出の実例]「掘井一処 蓋以片屋」(出典延喜式(927)七)
  3. 母屋(おもや)のかたわらにある家屋
    1. [初出の実例]「子息の小冠者〈略〉片屋(カタヤ)に有りけるを呼起て」(出典:源平盛衰記(14C前)三六)

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世界大百科事典(旧版)内の片屋の言及

【土俵】より

…このように土俵の出現と相撲場構築の変化とは,それまでほとんど円土俵内で相手を倒して決めていた勝負のほかに,円土俵の外へ押し出したり,寄り切ったりする決り手を生んだ。なお,土俵のない相撲場は,平安朝末ころから〈方屋〉〈片屋〉といい,いまも土俵入りのことを〈方屋入り〉ということもある。現在の公開土俵は,一辺を6.7mとした正方形の場所に土を盛ってつき固める。…

※「片屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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