精選版 日本国語大辞典 「牛頭禅」の意味・読み・例文・類語 ごず‐ぜんゴヅ‥【牛頭禅】 〘 名詞 〙 仏語。禅宗の第四祖大医道信の高弟、牛頭法融を祖とする中国禅宗の一派。法融の門下は中国江蘇省江寧府の牛頭山にあって宗風を顕揚したため、この名がある。心、境ともに空(くう)をその宗旨とするというが、唐初にその系統は絶えた。牛頭山法(ごずせんほう)。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の牛頭禅の言及 【国清寺】より …唐代,寒山・拾得と塵外の交りをしたとされる禅僧の名にちなむものである。この三賢説話は,《寒山子詩集》の閭丘胤(りよきゆういん)の序に見えるのがおそらく最も早い時期のものであるが,8世紀以後に禅宗諸派,特に牛頭(ごず)禅が独自の法灯を主張し始めることと,本説話形成とは関連すると思われる。【愛宕 元】。… ※「牛頭禅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by