牛鼻神社(読み)うしがはなじんじや

日本歴史地名大系 「牛鼻神社」の解説

牛鼻神社
うしがはなじんじや

[現在地名]三重県紀宝町鮒田

鮒田ふなだの南の突端にある。熊野川に面する交通の要地で、社前の牛鼻の渡は新宮(現和歌山県新宮市)への渡場で、熊野川の流木を止めるために網場あばも設けられていた。祭神高倉下たかくらじ命ほか五神で、旧郷社。「熊野年代記」の承保元年(一〇七四)の項に「産田・牛鼻小社各成就」とある。「続風土記」に「宇井・鈴木・榎本三氏の祖神を祀る、大野荘中の総産土神にして新宮の末社」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む