牧之原台地(読み)まきのはらだいち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「牧之原台地」の意味・わかりやすい解説

牧之原台地
まきのはらだいち

静岡県南部,大井川下流と菊川との間に位置する洪積台地面積約 150km2新第三紀層の上に薄く洪積層が覆っており,浸食によって樹枝状に開析されている。島田市南西部の集落金谷の北西部が最も標高が高く約 300m。江戸中期頃畑作中心の出作的な開拓村(鬼女新田)が存在した。本格的な開発は明治初期からで,旧幕臣や失職した職人への授産事業による。チャ(茶)の栽培に向けた開墾が進み,日本最大級の茶園となっている。

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世界大百科事典(旧版)内の牧之原台地の言及

【福山[町]】より

…鹿児島湾の湾奥東部に位置する。急傾斜地の迫る海岸部と,その背後に広がる標高300~400mの牧之原台地からなる。海岸沿いに国道220号線が通り,中央を国道10号線が横断する。…

※「牧之原台地」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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