洪積層(読み)コウセキソウ

百科事典マイペディアの解説

洪積層【こうせきそう】

現世を除く第三紀以後の河川堆積物で未固結の礫(れき),砂,泥などの層。最初はヨーロッパで第四紀の氷河堆積物をさす言葉として用いられた。更新世の地層と同一に扱われる場合もあるが,この用法はまちがいである。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

岩石学辞典の解説

洪積層

diluvialという語は17世紀にすでにノアの水(the Deluge of Noah)に使用されていた.18世紀になって,洪水によって堆積したと信じられる粘土,礫,砂の堆積物にdiluviumが用いられた[Lyell : 1835].最後にPleistoceneの堆積物として分類され,英国ではdiluviumという語は使われなくなった.ロシアでは山の麓の傾斜地で未固結の堆積物にdiluviumが使用されている[Tomkeieff : 1983].一般的にはヨーロッパ大陸のPleistoceneの氷河時代の堆積物に対して用いられ,alluviumと区別される[Robert, et al. : 1983].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

洪積層の関連情報