牧会(読み)ぼっかい

関連語 いのち 名詞

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「牧会」の意味・わかりやすい解説

牧会
ぼっかい

牧師が教会のために行う説教礼拝。すなわち集団や個人の指導を意味する場合と「魂への配慮」を意味する場合があり,狭義には後者を意味することが多い。カトリック教会では司牧といい,聖職者の務めとされるが,プロテスタント教会では,他者の魂のために献身的に尽すことは,教会の牧者ばかりでなく信徒の重要な任務とされる。教理を学び,教会訓練を受けるとともに,現代ではカウンセリングを受けることなども行われ,電話相談 (→いのちの電話 ) も広い意味の現代社会への牧会的配慮だといえよう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android