20世紀日本人名事典 「牧野鶴代」の解説 牧野 鶴代マキノ ツルヨ 明治〜昭和期の女性 植物学者・牧野富太郎の次女。 生年明治31(1898)年5月12日 没年昭和45(1970)年5月12日 経歴植物学者・牧野富太郎の次女。昭和3年に父の良き理解者であった母・寿衛子が亡くなると、その代わりとして父の研究を支える。32年の富太郎の没後、父が生前に残した膨大な標本や資料を保存するため、約4万5千冊に及ぶ蔵書を父の郷里高知市の牧野植物園に寄贈。また、東京都練馬区にあった邸宅の管理を都に委託、これが現在の牧野記念公園となっている。さらに、父の遺著の刊行にも力を尽くし、出版社に根強く交渉して「集成牧野植物図鑑」や「牧野植物随筆集」の公刊を実現させた。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「牧野鶴代」の解説 牧野鶴代 まきの-つるよ 1898-1970 明治-昭和時代,牧野富太郎の次女。明治31年5月12日生まれ。昭和3年母寿衛子の没後,父の研究と生活をささえる。32年父の死去後,約4万5000冊の蔵書を父の郷里高知県の牧野植物園に,東京練馬区の居宅を東京都に寄贈。居宅跡は牧野記念庭園となっている。「集成牧野植物図鑑」「牧野植物随筆集」を出版。昭和45年5月12日死去。72歳。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by