物理学主義(読み)ぶつりがくしゅぎ(その他表記)physicalism

翻訳|physicalism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「物理学主義」の意味・わかりやすい解説

物理学主義
ぶつりがくしゅぎ
physicalism

社会を物理学的な構成を有するものとみなし,その考察に物理学的方法を適用しようとする立場。一般に機械学派 mechanistic schoolと呼ばれる。 17世紀の T.ホッブズ,B.スピノザ,R.デカルトの社会観に由来し,この傾向を社会学において明確に示したのは,C-H.サン=シモンと A.コントである。サン=シモンは社会をニュートンの引力の法則に基づいて解釈しようと試み,またコントは進んで社会物理学の樹立を企て,その内部に静学と動学とを区別した (→社会静学・社会動学 ) 。これが,のちに彼によって新しい名称を与えられた社会学そのものである。方法論的には,ル・プレー学派もこれに含めることができ,またグループ・ダイナミックスの立場もこれにつながるといえる。

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