静学(読み)セイガク

デジタル大辞泉 「静学」の意味・読み・例文・類語

せい‐がく【静学】

時間的な要素原因結果関係などを考えないで経済現象を分析する手法。→動学

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精選版 日本国語大辞典 「静学」の意味・読み・例文・類語

せい‐がく【静学】

  1. 〘 名詞 〙
  2. せいりきがく(静力学)百学連環(1870‐71頃)〕
  3. 経済を分析する際、経済諸量を時間のずれ・期待予想変化などの時間に関する要素や原因・結果の関係を考慮に入れず、ある時点での事象対象に行なう理論。⇔動学

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世界大百科事典(旧版)内の静学の言及

【経済動学】より

…経済諸変数の異時的因果関係によって生起する,時間の経過にともなう経済変動の特性を解明することを目的とする研究。これに対し経済静学economic staticsは,ある時点または1単位期間における経済の均衡状態(短期均衡),あるいは時間を通じて不変な状態,いわゆる定常状態(長期均衡)の特性を明らかにしようとする。たとえば国民総生産(GNP)についていえば,固定資本は労働人口などとともに国民総生産に影響を及ぼす重要な要因であるが,固定資本設備の建設期間は長いので今年度の投資は直ちには生産力として稼働しえない。…

※「静学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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