動学(読み)ドウガク

デジタル大辞泉 「動学」の意味・読み・例文・類語

どう‐がく【動学】

時間的な要素原因結果関係などを含めて経済現象を分析する手法。→静学

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「動学」の意味・読み・例文・類語

どう‐がく【動学】

  1. 〘 名詞 〙
  2. どうぶつがく(動物学)
    1. [初出の実例]「別之曰植学、曰動学」(出典植学啓原(1833)引)
  3. 経済を分析する際、需給価格など経済諸量の相互関係を時間的にとらえる理論。⇔静学

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の動学の言及

【経済動学】より

…ここに,今年度の資本量→今年度の国民総生産と投資→次年度の資本量→次年度の国民総生産と投資という,異なる年度の経済変数間の因果関係が存在することがわかる。経済動学では,このような異時的関係の主要なものすべてを考慮し,それによってどのような経済変動が生起するかを分析する。この変動経路に及ぼす経済政策その他与件の変化の効果を分析するのが比較動学である。…

※「動学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android