ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「物的担保制度」の意味・わかりやすい解説 物的担保制度ぶってきたんぽせいど 債務者または第三者の特定の財産によって債務の履行を確保するための制度。人的担保制度に対するもの。抵当権,質権,譲渡担保が典型的なものである。人的担保においては,担保する者の一般財産の状態によって担保としての価値が左右されるが,これに対し,物的担保においては,担保目的となっている特定財産 (債権者平等の原則に服する) の有する確実な価値によって担保される。したがって,今日の経済取引においては,物的担保は人的担保に比較してはるかに重要な役割を果している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by