特殊環境生物(読み)とくしゅかんきょうせいぶつ(その他表記)organism in extreme environment

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「特殊環境生物」の意味・わかりやすい解説

特殊環境生物
とくしゅかんきょうせいぶつ
organism in extreme environment

高温,高酸性,高アルカリ性,高塩分濃度など,生物にとって生存不可能と考えられる環境下に生存している生物。高濃度の塩湖に生息する好塩細菌緑藻硫化水素を含む温泉に生息する好熱細菌のほか,深海の熱水噴出口の周辺に生息するオハリムシやシロウリガイなど微生物以外の生物も発見されている。こうした生物の研究を通し耐熱酵素の発見や,食品科学への応用などに期待がもたれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む