特発(読み)トクハツ

デジタル大辞泉 「特発」の意味・読み・例文・類語

とく‐はつ【特発】

[名](スル)
定期的に出しているもののほかに、特別に出すこと。「満員のため、バス特発する」
特別な原因が見当たらないのに発病すること。「特発性疾患」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「特発」の意味・読み・例文・類語

とく‐はつ【特発】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 電車列車・バスや発行物などを)定期的に出しているもののほかに、臨時に、特別に出すこと。
    1. [初出の実例]「米国紐育時事新報特別通信者十月三十一日午後四時四十五分特発、十一月一日午前十時十五分東京着」(出典:時事新報‐明治二六年(1893)一一月二日)
  3. そのものに特に生じること。
    1. [初出の実例]「如何に教育し訓戒しても、誘惑されて堕落する様な女生は、其本人特発(トクハツ)現象にて」(出典:社会観察万年筆(1914)〈松崎天民現代の女学生)
  4. 記者などが特報本社などに発信すること。
  5. 不明な原因によって、病気が突然、発生すること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android