特筆(読み)トクヒツ

精選版 日本国語大辞典 「特筆」の意味・読み・例文・類語

とく‐ひつ【特筆】

  1. 〘 名詞 〙 特にとりたてて書きしるすこと。「特筆に価する」
    1. [初出の実例]「海甸陰風草木腥、史編特筆姓名馨」(出典:山陽詩鈔(1833)二・楠公別子図)
    2. 「其の建築のみにても、美術史上、特筆すべきものたり」(出典:仏国風俗問答(1901)〈池辺義象〉巴里の諸博物館)
    3. [その他の文献]〔経学歴史‐経学昌明時代〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「特筆」の読み・字形・画数・意味

【特筆】とくひつ

とりたてた記述のしかた。〔経学歴史、経学昌明時代〕春秋を作るは孔子の特筆にして、孟子び兩儒よりして、皆異辭無し。

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