犬成村(読み)いんなりむら

日本歴史地名大系 「犬成村」の解説

犬成村
いんなりむら

[現在地名]木更津市犬成・日の出町ひのでちよう

中尾なかお村の東、小櫃おびつ川下流左岸に位置する。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳には「石成村」とあり、高五一二石。元禄郷帳に犬成村とみえ、高五三九石余。寛政五年(一七九三)末年の上総国村高帳、文化(一八〇四―一八)末年の上総望陀郡石高帳(慶応大学蔵)ともに高五三九石余で家数五八、旗本伊勢氏・杉浦氏の相給。


犬成村
いぬなりむら

[現在地名]市原市犬成

大作おおさく村の東に位置し、伊南房州通いなんぼうしゆうどおり往還が通る。湯武倉いぶくらに残る空堀などを伴う複数の郭跡を中世城跡とみて犬成城跡とし、土気とけ(現千葉市緑区)出城という。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高二四〇石。正保国絵図でも同高で、幕末までほぼ同様。寛文四年(一六六四)の井上政清領知目録(寛文朱印留)に村名がみえ、井上氏領分はのち高岡藩領となり、幕末に至る。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では家数四五。近隣の高岡藩領六村は犬成組を構成し、当村の神職高山舎人家が代々割元を勤めた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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