(読み)こま

精選版 日本国語大辞典 「狛」の意味・読み・例文・類語

こま【狛】

  1. [ 1 ]こま(高麗)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙こまいぬ(狛犬)」の略。
    1. [初出の実例]「山門(さんもん)には獅子(しし)のこま」(出典浄瑠璃出世景清(1685)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「狛」の読み・字形・画数・意味


8画

[字音] ハク
[字訓] いぬ・こまいぬ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は白(はく)。〔説文〕十上に「狼の如くにして善く羊を驅(か)る」とし、「讀みて檗(はく)の(ごと)くす。嚴之れを讀みて淺泊のくす」という。寧厳は当時の通人の一。狛をこまとよむのは、〔同文通考〕に「高麗(かうらい)と訓同じ。狛泊、獸名。按ずるに狛は蓋(けだ)し貊(はく)の訛なり。貊は國名。三韓の屬なり」という。

[訓義]
1. いぬ、羊かいのいぬ。
2. こまいぬ。
3. こま。

[古辞書の訓]
字鏡集〕狛 コマ

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android