百科事典マイペディア 「独ソ武力不行使条約」の意味・わかりやすい解説 独ソ武力不行使条約【どくソぶりょくふこうしじょうやく】 1970年8月,西ドイツとソビエト連邦の間に結ばれた条約。ヨーロッパの現状承認,両国間の紛争の平和的処理,国境の尊重(オーデル・ナイセ線および東・西ドイツ間の国境を含む)などを約した本文,および東・西ドイツ統一の可能性を留保することを宣言したブラント西ドイツ首相書簡などからなり,同年12月に結ばれたほぼ同趣旨の西ドイツ・ポーランド国交改善条約(1972年国交回復)と合わせて東方条約と通称する。1990年10月のドイツ統一直後の同年11月,統一ドイツはソ連と善隣友好協力条約に調印,同月ポーランドと国境画定条約に調印した。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by