狭岡神社(読み)さおかじんじや

日本歴史地名大系 「狭岡神社」の解説

狭岡神社
さおかじんじや

[現在地名]奈良市法蓮町

県立奈良高校の西に鎮座。旧村社。「延喜式」神名帳の添上そえかみ郡「狭岡神社八座」とされる。八座の祭神若山咋わかやまくい之神・若年わかとし之神・若沙那売わかさなめ神・弥豆麻岐みづまき之神・夏高津日なつたかつひ之神・秋比売あきひめ之神・久久年くくとし之神・久久紀若室綱根くくきわかむろつなね之神となっている。仁寿二年(八五二)一一月、従五位下を授けられた(文徳実録)。地元では「菅原天神の隠居」といっており、境内には天神社と刻まれた灯籠が多い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android