デジタル大辞泉 「猥」の意味・読み・例文・類語 わい【猥】[漢字項目] [音]ワイ(漢) [訓]みだら みだり1 ごたごたと乱れる。「猥雑」2 性に関して節度なく下品なこと。みだら。「猥画・猥褻わいせつ・猥談・猥本/淫猥いんわい・卑猥」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「猥」の意味・読み・例文・類語 わい【猥】 〘 名詞 〙 みだりがましいこと。みだり勝手なこと。[初出の実例]「金銀をあくたの如くに遣ひ、十分のわひをなしてたのしむ物あり」(出典:洒落本・魂胆惣勘定(1754)下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「猥」の読み・字形・画数・意味 猥12画 [字音] ワイ[字訓] みだりに・いやしい・おおい[説文解字] [字形] 形声声符は畏(い)。〔説文〕十上に「犬の吠ゆる聲なり」とあり、犬がみだりに吠えかかる意とする。「猥(みだ)りに」はもと自謙の語で、畏は畏懼する意。おそれはばかることをいう。のち猥細・猥雑・猥(わいせつ)など、みだりがわしいことをいう。[訓義]1. みだりに、いやしくも、まげて。2. いやしい、みだれる。3. おおい、さかん。4. みだりがわしい、つかれよわる。[古辞書の訓]〔名義抄〕猥 ミダリガハシ・マグ・マガル・イヤシ・モロシ・アツマル・イヌノコ・ニハカニ・オソル・ヲツ[語系]猥i、穢iuatは声義近く、猥雑の意がある。猥はまた回hui、(違)hiuiと声義に通じるところがある。[熟語]猥役▶・猥下▶・猥官▶・猥妓▶・猥計▶・猥▶・猥瑣▶・猥細▶・猥砕▶・猥雑▶・猥酒▶・猥衆▶・猥小▶・猥娼▶・猥縟▶・猥人▶・猥▶・猥▶・猥賤▶・猥俗▶・猥多▶・猥大▶・猥談▶・猥薄▶・猥懣▶・猥劣▶[下接語]猥・雑猥・衆猥・冗猥・積猥・貪猥・卑猥・鄙猥 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報