猪垣村(読み)いのかけむら

日本歴史地名大系 「猪垣村」の解説

猪垣村
いのかけむら

[現在地名]粉河町猪垣

藤井ふじい村の南、中津なかつ川西側丘陵地帯に位置し、東は粉河村、南は中山なかやま村に接する。「続風土記」には「北の方山の麓にありて田畑の為に鹿砦を作りて猪鹿を禦きしより終に村名に呼来れるなり」とある。中世は粉河寺領に含まれ、元応元年(一三一九)閏七月六日付の仙舜畠地施入状(興国寺文書)に「在粉河寺領猪垣村字未沢内得一名」とあり、永享九年(一四三七)六月一八日付の粉河寺六月会頭役注文(王子神社文書)に「ヰノカケ」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android