猪手(読み)いので

精選版 日本国語大辞典 「猪手」の意味・読み・例文・類語

い‐の‐でゐ‥【猪手】

  1. 〘 名詞 〙 シダ類ウラボシ科の常緑多年草。関東地方以西の平地から山地に生える。根茎塊状で直立し、四方に広がり、大形の葉を束生する。葉身は長さ四〇~八〇センチメートルの長楕円形の二回羽状複葉で、裏には長い褐色の鱗毛(りんもう)がある。葉柄は長さ五~二五センチメートルで淡褐色か赤褐色の鱗片密生胞子嚢(ほうしのう)群は小さな円形で、小羽片の上半部に着く。〔農業全書(1697)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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