日本歴史地名大系 「猫山」の解説 猫山ねこやま 広島県:比婆郡西城町猫山西城町北東部の東城(とうじよう)町境に位置し、ほぼ北麓は西城町三坂(みさか)、西麓は小鳥原(ひととばら)、南西麓は高尾(こうお)、南麓から東麓は東城町小奴可(おぬか)。標高一一九五・五メートル。「西備名区」に「此山高き事五十余町、周廻三里なり、伯州大山を眼下に見る絶景なり、里諺に云、米皮俵を背おふて一日の中に三度廻り猫の真似をすれば、山中の石悉く化して猫となる、よつて山に名つくと云」とある。寛文四年(一六六四)以来の開拓により当山北麓の小奴可村三坂野(みさかの)は分村して三坂村となったが、それ以前は猫山の大部分は小奴可村に属した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by