(読み)サル

普及版 字通 「猴」の読み・字形・画数・意味


12画

(異体字)
12画

[字音] コウ
[字訓] さる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は侯(こう)。〔説文十上に「(だう)なり」、また字条五下に「貪獸なり。一に曰く、母猴なり」という。さるをまた(えんじゅう)といい、と声の近い字である。儀容を整えた人(頁)が舞う形であるから、獣とは関係のない字であるが、おそらくと声近く、通用されることがあったのであろう。

[訓義]
1. さる。
2. 母猴。

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕猴 メザル

[熟語]
猴猿猴王猴冠猴葵猴戯猴橘猴急・猴子猴児猴棗猴孫・猴頭猴盗・猴年猴薬猴栗
[下接語]
猴・猿猴・戯猴・群猴・猴・狙猴猴・烹猴・沐猴

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「猴」の解説

猴 (サル)

動物。ヒト以外の霊長類総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のの言及

【サル(猿)】より

…《ラーマーヤナ》が伝わった東南アジア各地でも同様である。仏典にも聖なる猿の話は多く,例えば猿が如来の鉢をもち釈尊にみつを奉ったという,いわゆる獼猴献蜜の故事などは,いくつもの石窟寺に彫られているほか,中央アジア経由で中国にもたらされた。中国でも古代から猿に関する伝説は多い。…

※「猴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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