猿頭(読み)サルガシラ

デジタル大辞泉 「猿頭」の意味・読み・例文・類語

さる‐がしら【猿頭】

上端山形に切られ、断面五角形の材。板庇いたびさしなどのき板の押さえ木、門柱控え柱が付く位置に通す横木などに使われる。

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精選版 日本国語大辞典 「猿頭」の意味・読み・例文・類語

さる‐がしら【猿頭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 横板を使った板庇(いたびさし)または板屋根の上に、板と直角に取り付け、板の反(そ)りを防ぐための材。
    1. [初出の実例]「一、さるかしら二し、長さ一丈五寸、あつさ四寸」(出典:請屋日記(1752頃)北御門宮作)
  3. 控柱の上端が本柱に接するところで、両者を固めるため横木を通し込栓(こみせん)を打つが、この横木の頭をいう。
  4. 板橋両側の地覆いをおいただけの低い縁木を止めた材の上端。

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