玄珠(読み)げんしゅ

精選版 日本国語大辞典 「玄珠」の意味・読み・例文・類語

げん‐しゅ【玄珠】

  1. 〘 名詞 〙 ( 中国、伝説上の天子黄帝が、世界の南のはてに旅行して玄珠を失ったという「荘子天地」の寓話による ) 黒い珠玉。道家で、無為自然の道の象徴。道の本体、幽玄な真理
    1. [初出の実例]「沙門勝道歴山水玄珠碑」(出典性霊集‐二(835頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android