デジタル大辞泉 「率」の意味・読み・例文・類語 そつ【率】[漢字項目] [音]ソツ(漢) リツ(漢) [訓]ひきいる[学習漢字]5年〈ソツ〉1 全体をまとめてひきいる。「率先/引率・統率」2 したがう。「率土そっと・率由」3 あるがまま。「率直/真率」4 急なさま。にわかに。「率爾そつじ/軽率」〈リツ〉全体に対する部分の割合。「確率・高率・勝率・税率・能率・倍率・比率・利率・百分率」[名のり]のり・より りつ【率】 1 割合。比率。歩合ぶあい。「成功する率の高い実験」「正解率」2 かけた手間や時間に対する効果の程度。「率の悪い仕事」[類語]比率・比ひ・割わり・歩合・割合・倍率・定率・同率・低率・高率・レート・パーセンテージ りつ【率】[漢字項目] ⇒そつ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「率」の意味・読み・例文・類語 りつ【率】 〘 名詞 〙 割合。歩合。比率。また、確率。度合。可能性。〔物理学術語和英仏独対訳字書(1888)〕[初出の実例]「負傷の率は身体の疲労程度及び活動力の鋭鈍に依て異るもので」(出典:女工哀史(1925)〈細井和喜蔵〉一六)[その他の文献]〔南史‐王僧孺伝〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「率」の読み・字形・画数・意味 率常用漢字 11画(旧字)11画 [字音] ソツ・シュツ・リツ[字訓] ひきいる・したがう・おおむね[説文解字] [甲骨文] [金文] [その他] [字形] 象形糸束をしぼる形。糸束の上下に小さな横木を通し、これを拗(ね)じて水をしぼる形。〔説文〕十三上に「鳥を捕る畢(あみ)なり。絲罔(しまう)(網)に象る。上下は其の竿なり」と鳥網(とあみ)の形とするが、その義に用いた例がない。糸束をひき絞る形で、卜文・金文には左右に水点を加えている。金文に「(ことごと)く」「(したが)ふ」の義に用いる。しぼり尽くすので、率尽・率従の意となる。[訓義]1. ひきいる、すべる、しぼりつくす。2. したがう、よる。3. ことごとく、みな、おおむね。4. おさめる、ならう、もちいる。5. 卒と通じ、にわかに。6. 律と通じ、さだめ、きまり。[古辞書の訓]〔名義抄〕 オホムネ・シタガフ・コトゴトクニ・ツヒニ・ニハカニ・ヲコナフ・ミチビク・ヒク・ヒキヰル・モトホル・ヰル・イサナフ・コゾリテ・シカシナガラ・アラシ・マカス・シヅカナリ・カゾフ・ヲフ/爾 ニハカニ・ユクリナシ[声系]〔説文〕に声としてなど四字を収める。二下は「先するなり」とあり、は率従してゆくことをいう。[語系]・shiutは同声。卒tziutも声近く、通用の義がある。の声は、もと擬声的な語であろう。[熟語]率易▶・率意▶・率下▶・率化▶・率勧▶・率己▶・率義▶・率計▶・率詣▶・率口▶・率爾▶・率示▶・率事▶・率従▶・率循▶・率順▶・率将▶・率常▶・率心▶・率真▶・率性▶・率先▶・率然▶・率素▶・率多▶・率直▶・率貞▶・率天▶・率土▶・率導▶・率任▶・率薄▶・率筆▶・率普▶・率溥▶・率舞▶・率服▶・率勉▶・率由▶・率履▶・率略▶・率領▶・率▶・率礼▶・率励▶・率分▶・率法▶[下接語]引率・確率・簡率・躬率・軽率・効率・高率・周率・遵率・将率・奨率・真率・親率・大率・通率・定率・統率・督率・能率・利率・領率 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by