玉扆(読み)ギョクイ

デジタル大辞泉 「玉扆」の意味・読み・例文・類語

ぎょく‐い【玉×扆】

玉座背後に立てた屏風
「―日臨んで文鳳ぶんほう見ゆ」〈和漢朗詠・下〉
天皇御座所。玉座。
「これ御為に設けたる―にて候へば」〈太平記・三〉

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精選版 日本国語大辞典 「玉扆」の意味・読み・例文・類語

ぎょく‐い【玉&JISF2F4;】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「玉」は美称。「扆」は斧のぬいとりをした屏風 ) 天子の御座所の背後に立てる屏風。また、天子の御座所。玉座。
    1. [初出の実例]「玉扆日に臨んで文鳳見ゆ、紅旗風巻いて画龍揚る〈藤原伊周〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)下)
    2. [その他の文献]〔新論‐殊好〕

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