御座所(読み)ござしょ

精選版 日本国語大辞典の解説

ござ‐しょ【御座所】

〘名〙 天皇、貴人などの居室。おまし所。ござどころ。
※太平記(14C後)七「令旨なくては叶まじければ、汝等に大塔宮の御坐所(ゴザしょ)を尋問ん為に召取つる也」

おわし‐どころ おはし‥【御座所】

〘名〙 貴人の居所。おいでになる場所。おわしましどころ。ござしょ。
※宇津保(970‐999頃)楼上上「西の楼にはかんのおとどのおはしどころ」

おわしまし‐どころ おはしまし‥【御座所】

※栄花(1028‐92頃)見はてぬ夢「東の院の北なる所におはしましどころ造らせ給ふ」

ござ‐どころ【御座所】

※曾我物語(南北朝頃)四「介錯の僧一人相具し、御さところの後に隠れ居て」

おまし‐どころ【御座所】

〘名〙 貴人のいらっしゃるところ。おわしましどころ。おまし。
※延喜式(927)三「鎮御在所祭」

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デジタル大辞泉の解説

ご‐ざしょ【御座所】

天皇など高貴な人の居室。おましどころ。御座の間

おまし‐どころ【座所】

貴人の居室。ござしょ。おまし。
「―の塵(ちり)払ひそそくりて」〈落窪・一〉

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世界大百科事典内の御座所の言及

【玉座】より

…ローマのサン・ピエトロ大聖堂には,ローマ教皇がバチカン公会議の際に着座する豪華な黄金の玉座が所蔵されている。 椅子式生活の伝統がない日本では,玉座は一つには天皇が朝儀の際に着座する御座所を指す場合と,御所の紫宸殿や清涼殿の殿上の間で,群臣の拝を受ける際に着座する御倚子(ごいし)のことを指す場合とがある。後者は紫檀または黒檀で作られ,座面の両側と後部に低い勾欄(こうらん)を備え,鳥居形の背をつけた形式で,錦の縁飾をつけた座布団をのせている。…

※「御座所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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