最新 地学事典 「玉葱状構造」の解説
たまねぎじょうこうぞう
玉葱状構造
onion structure
地表で風化を受けた岩石が,あたかもタマネギの皮をむくように,同心球状の薄殻となって表面からはがれる(剝離,exfoliation)ために生じた多殻球状の構造。玉葱状構造を形成する作用を輪剝作用という。表面と内部との膨張量の差による歪み割れ,または化学的作用により生ずる。花崗岩・安山岩・玄武岩などの火成岩によくみられる。堆積岩では塊状の泥岩や細粒砂岩に多い。このような構造のできる風化作用を球状風化という。
執筆者:礒見 博
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

