玉虫の厨子(読み)タマムシノズシ

デジタル大辞泉 「玉虫の厨子」の意味・読み・例文・類語

たまむし‐の‐ずし〔‐ヅシ〕【玉虫の厨子】

法隆寺に伝わる飛鳥あすか時代の宮殿形厨子。檜造り、外面は黒漆塗り。高さ226.6センチ。須弥座しゅみざ上の宮殿形は入母屋造り錏葺しころぶ当代建築様式を伝え、各部に施された透かし彫りの金具の下にタマムシの羽を置いたのでこの名がある。内部は金銅押出しの千体仏で覆われ、三方の扉および背面と須弥座四面の彩色画は日本最古の本格的絵画遺品として貴重。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android