日本歴史地名大系 「玉養寺」の解説 玉養寺ぎよくようじ 栃木県:那須郡塩原町宇都野村玉養寺[現在地名]塩原町宇都野小勝原(こかつばら)にある。浄土宗、翻龍山と号し、本尊は阿弥陀如来。創建年代は不明。寺伝によると、古くは真言宗で称光院翻龍山光明(こうみよう)寺と称し、宇都野(うつの)の南東、字根古屋の箒(ねごやのほうき)川右岸にあったが、天文二年(一五三三)宇都野城の落城とともに無住となり、同一三年八月の大洪水で流されたという。永禄元年(一五五八)芳賀(はが)郡大沢(おおさわ)村円通(えんつう)寺(現益子町)の善蓮社良哉が浄土宗に改め玉養寺と改称して再興、この時要金(ようきん)寺の檀徒二五軒が移って檀家となったという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by