王城寺村(読み)おうじようじむら

日本歴史地名大系 「王城寺村」の解説

王城寺村
おうじようじむら

[現在地名]色麻町王城寺

船形ふながた山塊の裾麓が舌状に突出した丘陵地と、黒川郡吉田よしだ(現大和町)に源をもつはな(荒川)の北側扇状地帯で村域をつくる。東と北は四竈しかま村、西は小栗山こぐりやま村、南は吉田村に接する。村名は、建仁三年(一二〇三)開山と伝える古刹往生おうじよう寺に由縁する。仙台藩の総検地は、寛永一七年(一六四〇)隣村四竈村から始められたが、当時の当村の検地帳が多数町教育委員会に残る。検地の結果を示す正保郷帳に田三八貫九八五文・畑六貫五五二文とあり、ほかに同所新田九貫九一文がある。「安永風土記」によれば、田七〇貫六三四文・畑二三貫五四二文(うち茶畑二一六文)で、蔵入は三三貫七四六文、給所は六〇貫四三〇文、人頭八四人(うち寺一・沽却禿四)、家数八〇、男二三二・女一六一、馬一〇三とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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