普及版 字通 「瑠」の読み・字形・画数・意味 瑠常用漢字 14画 [字音] ル・リュウ(リウ)[字訓] るり[字形] 形声声符は留(りゆう)。玉のるりをいう。字はまた・(流)に作る。〔漢書、西域伝〕にその名がみえ、〔顔師古注〕に引く〔魏略〕に、大秦国、古のローマの産という。狩谷斎の〔箋注和名類聚抄〕に「今俗の謂(いはゆる)土呂(びいどろ)、ち顏氏の謂(きよぜい)にして貞實(堅固)ならざる」というのは、古代のガラスをいう。〔和漢三才図会〕に、布羅須古(ふらすこ)を、オランダから来た碧瑠璃色の四角の缶(ふ)(とっくり)であるという。[訓義]1. るり。2. 字はまた・流に作る。[古辞書の訓]〔名義抄〕瑠璃 俗に云ふ、ルリ[熟語]瑠璃▶ 10画(異体字)瑠人名用漢字 14画 [字音] リュウ(リウ)[字訓] るり[字形] 形声声符は(りゅう)。は(流)の省文。璃(るり)は玉の名。〔漢書、西域伝上〕に「離」「璧離」としるし、火斉珠をいう。梵語の音写の語、吠瑠璃(ばいるり)を略した語である。[訓義]1. るり。2. 字はまた瑠に作る。[古辞書の訓]〔和名抄〕 野王按ずるに、瑠璃、色にして玉の如きものなり。俗に云ふ、留利(るり)[熟語]璃▶ 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報