瓊枝(読み)ケイシ

デジタル大辞泉 「瓊枝」の意味・読み・例文・類語

けい‐し【×瓊枝】

玉で飾った美しい枝。また、玉がなるという珍しい木。
皇族子孫のたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 「瓊枝」の意味・読み・例文・類語

けい‐し【瓊枝】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 玉で飾った枝。美しい枝。また、玉がなるという伝説上の木、その枝。
    1. [初出の実例]「瓊枝経歳月、金蕊委風霜」(出典:新編覆醤続集(1676)四・庭隅桂花)
    2. [その他の文献]〔楚辞‐離騒〕
  3. 皇族の子孫をいう。
    1. [初出の実例]「忝天潢之末流、仰瓊枝而悚懼」(出典:日本後紀‐延暦二三年(804)六月甲子)
    2. [その他の文献]〔蕭穎士‐為揚州李長史賀立皇太子表〕

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普及版 字通 「瓊枝」の読み・字形・画数・意味

【瓊枝】けいし

美しい枝。〔楚辞離騒〕溘(かふ)として吾(われ)此の春宮び 瓊枝を折りて、以て佩(はい)に繼ぐ

字通「瓊」の項目を見る

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