瓜生原村(読み)うりゆうばらむら

日本歴史地名大系 「瓜生原村」の解説

瓜生原村
うりゆうばらむら

[現在地名]津山市瓜生原

勝南しようなん郡に属し、北は国分寺こくぶんじ村、西は吉井川が流れ対岸久米南条くめなんじよう小桁おげた村・金屋かなや村。元禄一一年(一六九八)幕府領となり、同一四年から宝永六年(一七〇九)まで甲斐甲府藩徳川綱豊領、その後幕府領となり、延享二年(一七四五)から寛政六年(一七九四)まで播磨国三日月藩預、同年より天保八年(一八三七)まで播磨国龍野藩預、同九年以後津山藩領となる(美作国郷村支配記)正保郷帳では田方三五八石・畑方二〇九石、元禄一〇年の美作国郡村高辻帳では八二〇石余、うち改出高一九二石余・開高六〇石余。「東作誌」でも同高で、本田畑七五九石余・新田畑六二石余。人口は延享元年四九六人(東作誌)、天保九年の津山藩領郡村記録では上分・下分・小原おばら分に分れ、上分二八戸・一四四人、下分五三戸・二三二人、小原分二一戸・七七人。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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