瓦の松(読み)カワラノマツ

デジタル大辞泉 「瓦の松」の意味・読み・例文・類語

かわら‐の‐まつ〔かはら‐〕【瓦の松】

白居易新楽府・驪宮高」の「牆に衣有り、瓦に松有り」から》屋根瓦の上に生えた松。古びた家の形容にいう。
「古郷の垣穂つたも色づきて―に秋風ぞ吹く」〈新後拾遺・秋下〉
[補説]原詩の「松」は、シダ類またはツメレンゲかとも。

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精選版 日本国語大辞典 「瓦の松」の意味・読み・例文・類語

かわら【瓦】 の 松(まつ)

  1. ( 白居易の「新楽府‐驪宮高」の「牆有衣兮瓦有松」から ) 荒れはてた家の瓦の上にはえた松。原詩の意は、しのぶ草ともツメレンゲともいう。
    1. [初出の実例]「我宿のかはらの松の木高さに身のふりにける程をこそ思へ」(出典:散木奇歌集(1128頃)雑上)

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