瓶ヶ森(読み)かめがもり

改訂新版 世界大百科事典 「瓶ヶ森」の意味・わかりやすい解説

瓶ヶ森 (かめがもり)

愛媛県西条市の南境石鎚山脈にある山。標高1896m。基盤長瀞変成岩結晶片岩で,石鎚第三系の久万層群下部の二名(にみよう)層が山体をつくる。古い時代の準平原が隆起して高位置に残存するもので,頂上に平たん面がひらけ,氷見(ひみ)二千石原の称がある。地表にはミヤコザサが茂り,ウラジロモミの白骨林が点在する。亜高山帯性の景観が美しく,眺望もよい。石鎚国定公園に含まれている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 相馬

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android