甘肌(読み)アマハダ

デジタル大辞泉 「甘肌」の意味・読み・例文・類語

あま‐はだ【甘肌】

木や果実甘皮
舟・桶などの水漏れを防ぐ材として用いるひのきなどの薄い皮。槙肌まいはだ

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精選版 日本国語大辞典 「甘肌」の意味・読み・例文・類語

あま‐はだ【甘肌】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 樹木や果実などの肉を包んでいる薄い皮。あまかわ。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. (ひのき)などのあまかわを砕いたもの。舟や桶(おけ)漏水をふせぐのに用いる。まいはだ。
  4. 身体の表面の下にある真皮。
    1. [初出の実例]「(つばな)の穂を取てかげぼしにして、すぢも取、うつくしくしろき所を、灸なをりかぬるあまはだへ付也」(出典:仮名草子・似我蜂物語(1661)中)
  5. 肌着類をいう、盗人仲間の隠語。〔日本隠語集(1892)〕
    1. [初出の実例]「俺は風呂屋へ行って、裸かになって、きたないアマハダ(肌着類)をひとまとめにした」(出典:いやな感じ(1960‐63)〈高見順〉二)

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