甘藻(読み)アマモ

デジタル大辞泉 「甘藻」の意味・読み・例文・類語

あま‐も【甘藻】

アマモ科多年草。砂の多い浅い海底に群生根茎甘みがある。茎は扁平で枝が分かれ、淡緑色。葉は線形で長さ0.5~1メートル。初夏、へら状のさやの中に雄花雌花が交互に並んでつく。やくは黄色。藻塩草もしおぐさ味藻あじも。うみやなぎ。竜宮乙姫元結もとゆいの切り外し。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「甘藻」の意味・読み・例文・類語

あま‐も【甘藻】

  1. 〘 名詞 〙 ヒルムシロ科の海水生の多年草。日本各地の浅海で泥土に群生する。茎は扁平で淡緑色。根茎は横に長くはい、節からひげ根を出す。葉は長さ五〇~一〇〇センチメートル、幅一センチメートルほどの線形で縦脈がある。初夏、さや状の総苞の中で淡黄色の小さい花が咲く。幼茎、根茎に甘味がある。もしおぐさ。あじも。おおも。うみやなぎ。りゅうぐうのおとひめのもとゆいのきりはずし。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「甘藻」の解説

甘藻 (アマモ)

学名Zostera marina
植物。アマモ科の沈水性多年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android