生コンクリート(読み)なまコンクリート(英語表記)ready-mixed concrete

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「生コンクリート」の意味・わかりやすい解説

生コンクリート
なまコンクリート
ready-mixed concrete

レディミクストコンクリートのことで,生コン,レミコンなどと略称される。セメントに砂,砂利,水を混ぜて練ったもので,まだ固まっていないコンクリート。建設作業の合理化のため,(1) 固定ミキサー中で練り混ぜを完了し,トラックミキサーでかき混ぜながら建設現場まで運搬するもの,(2) 固定ミキサー中である程度練り混ぜ,トラックミキサー中で練り混ぜを完了するもの,(3) トラックミキサー中だけで練り混ぜを完了するものの3種類がある。普通は現場でコンクリートをつくるものよりも品質は均一であるが,交通の混雑で到着時間が遅れたり,気温が高くて輸送中にコンクリート温度が著しく上昇した場合などは,品質が変化することもある。 1949年に東京に最初工場ができて以来,急速に普及した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

マイナ保険証

マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...

マイナ保険証の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android